カインドフルネス

先日、母親からメールが来ていました。「今すぐ3000円貸してほしい。駐車場から出れないから」という内容でした。そのメールを見たのは、ちょうどお昼の休憩中。メールが来たのは午前9時ごろ。え、携帯をよく見ると着信が5件。もちろん相手は母親。「待たしてる」。そう思って慌てて、僕は母親の銀行口座にネットから振り込んだ。そして、速攻電話した。「もしもし、振り込んだよ!」そう言った電話の向こうの母親は妙に落ち着いていた。「あら、遅かったわね。何してたの、待ってたのよ」。いやいや、会社にいますから無理やし、ようやく昼休憩やからメール見てすぐに振り込んだ事を説明した。しかし、母親からの一言で心が和んだ。「いやねー、見ず知らずの人が3000円貸してくれてね。駐車場代払ってくれたのよ、感謝したわね。」って、まさか。世の中親切な人がいるもんだと感心したのと同時に人の親切に感謝しました。

さらに、以前の話になりますが、会社の公衆トイレで財布を拾った。男子トイレの小便器の真ん前です。拾った瞬間「ラッキー」と言いたいところでしたが、もしかしたら落とした人は困っているかもしれないと思いました。財布の中身は1万円札が数枚とクレジットカード、そして免許書が入っていた。周りを見渡しても誰もいない。ふたたび財布をみた。ここで考えた「財布を届けなかったら、どうなる?」その疑問にはすぐに答えが出た。「後悔する」それも「もの凄く」。僕は財布を警察に届けました。なぜだか、ひとに親切にしたら気持ちが良い。心が晴れやかなのです。財布を届けて良かったと感じ、自分自身がとても良い人になった気持ちになりました。後日、警察から電話があり「持ち主さんが見つかりました。どうしても感謝を伝えたいから連絡先をお聞きになっています、どういたしますか?」との事。もちろん、僕は嬉しくなりました。そしてこう答えました。「お気持ちだけいただきます」と。

こうして、感謝することも感謝されることも経験しました。この経験から人に親切にした方が、心が温かく気持ちよいのです。そればかりか、やる気に満ちてワクワクした日を送ることができるのです。

人に親切にすると「オキシトシン」という別名愛情ホルモンが分泌されることが研究で分かっています。そればかりではありません。オキシトシンは血中の一酸化窒素を発生させる働きがあり、この働きによって血管を柔らかくし、血圧を下げる効果があります。

このオキシトシン効果で、親切にした後にはイキイキした身体の状態になっていたのです。これは毎日実践するしかないと思いました。健康効果もあり心もイキイキした状態。とっても幸せな気分。僕が目指す生き方そのものです。ただし、親切はおせっかいにもなったりします。おせっかいにならないよう、無関心にならぬよう中庸な精神でほどよく、自然に親切ができたら

それってとっても素敵な事(^^♪

愛とは、大きな愛情をもって小さなことをすることです。

Love is doing small things with great love.

マザーテレサの言葉より引用